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2020/08/26

「新型コロナウイルス感染症定量抗体検査システム」のリリース計画発表について

記者会見のご報告

​株式会社オーダーメードメディカルリサーチ (代表取締役 : 村上康文) は、2020年8月13日(木)、新型コロナウイルス感染症定量抗体検査システムのリリース計画に関する記者会見を東京都内で行いました。以下、その会見内容を報告します。

会見は8月13日、ルポール麹町(東京都千代田区)にて行われた。

独自の標準抗体を用いることで、新型コロナウイルス感染の既往があるかどうかを高精度に解析可能に

弊社は2020年1月時点で新型コロナウイルス感染症のパンデミックを予測し、抗体定量検査システムの開発に着手しました。弊社代表取締役、村上康文が過去に開発したインフルエンザ診断用抗体は、世界シェア60%、国内市場の80%を占める実績を持ちます。その技術を生かして完成したのが、今般発表した新型コロナウイルスに対する抗体定量検査システム(以下、本抗体検査システム)です。

​新型コロナウイルスの抗体定量検査システム開発に至った経緯を語る村上CEO。

本抗体検査システムの特徴は、弊社の強みを生かして独自に開発した、陽性/陰性判定の基準となる 抗体(以下、標準抗体)を用いている点にあります。採血によって得た検体(血漿)の測定値を、標準抗体の測定値を用いて補正することで、抗体価として定量できるようになりました。

本抗体検査システムで用いる「抗原ELISA法」は古くからある免疫学的測定法として知られており、96ウェルプレート等を用いることで、一度に多数の検体を測定することが可能です。村上に続いて登壇した藤野武彦氏(九州大学名誉教授)は、「従来われわれが使ってきた抗原ELISA法を用いているため、簡便に検査できる点にも大きな意義がある。簡便かつ正確に大量の情報が得られる、画期的な発明だ」と高く評価しました。

抗体検査システムについて説明する村上CEO(左)と、九州大学名誉教授の藤野武彦氏 (右)。

また、本抗体検査システムでは、新型コロナウイルスに由来する2種類の抗原を判定に用います。これにより、1種類の抗原では判定が難しい検体についても、高精度に陽性/陰性を判定できる検査システムを実現しました。

首都圏在住のボランティアから提供を受けた検体では、約1.9%が陽性と判定された

2020年5月~8月初旬、弊社はDDサプライ株式会社の協力の下で募集した東京など首都圏在住のボランティア(10代~80代)から提供を受けた362検体について、200種類の臨床検体で最適化した判定基準で抗体検査を実施。陽性判定は7検体、陰性判定は355検体、陽性率は1.9%との結果が得られました。

​首都圏在住のボランティア(10代~80代)から提供を受けた362検体についてSARS-CoV-2に対する抗体の有無を判定。約1.9%が新型コロナウイルスに対する抗体を有するとの結果になった

​ボランティアによる抗体検査結果のまとめ

ワクチンの効果を検証するツールとしての展開にも期待

現在、抗体検査は主に新型コロナウイルス感染の既往の有無の判定に用いられますが、会見当日、ビデオメッセージで参加した順天堂大学医学部免疫学特任教授の奥村康氏は「ワクチンの効果は抗体を測ることで評価できるため、ワクチン開発においても役立つだろう」と今後の新たな利用方法についても期待を寄せました。

なお、本抗体検査の受託分析はすでに事業化の段階にあります。共同開発を行う株式会社ユーグレナ、株式会社リバネスと連携し、2020年内のなるべく早い段階に開始できるよう、迅速かつ簡便な検査体制の構築に向けて進めています。

―本件に関するお問い合わせ先―
株式会社オーダーメードメディカルリサーチ

管理部 抗体検査担当

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